神戸GCP オンラインコースの成果と課題 : 継続的なプログラム開発を目指して

DOI HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Achievements and Issues of Kobe Global Challenge Program’s Online Courses : Toward Continuous Program Development
  • コウベ GCP オンラインコース ノ セイカ ト カダイ : ケイゾクテキ ナ プログラム カイハツ オ メザシテ

この論文をさがす

抄録

本稿の目的は、2021 年度「神戸グローバルチャレンジプログラム」で実施したオンラインコースの成果と課題を分析し、今後オンラインコースを継続的に実施するために、どのような展開が望ましいかを考察することである。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、2020 年度以降に開発されたすべてのプログラムは中止あるいはオンライン開催となり、現在(2021 年11 月末現在)も同様の状況が続いている。筆者は、2020 年10 月からコーディネーターとしてプログラムの運営に携わっており、これまで4つのオンラインコースを開発し7 名の学生を派遣した(うち2 名は現在も派遣中)。およそ1 年間の経験に基づき、本稿では、オンラインコースがグローバル人材に求められる能力を育成する役割を果たし得る一方で、オンライン学修のみでは同じコースに参加する学生同士の交流を困難にしていることを今後の課題として提示する。そのうえで、オンラインコースに参加する学生の学びを深化させるために、学内で学生同士が安全に集える活動拠点を置くことの重要性を述べる。なぜなら、活動拠点を設置することが、継続的なオンラインコースの開発へと繋がると考えるからである。

収録刊行物

  • 大學教育研究

    大學教育研究 30 115-127, 2022-03

    神戸大学大学教育推進機構

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ