日本人の積極的政治参加を阻害する心理要因に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON THE PSYCHOLOGICAL FACTORS WHICH PREVENT JAPANESE PEOPLE'S ACTIVE PRTICIPATION IN POLITICS

説明

<p> 我が国では近年,国民の間に,投票以外の形態での積極的な政治参加を忌避する意識が存在すると言われるが,政治的な活動に対する日本人の忌避感の要因については,これまでのところ学術的解明が不十分な状況にある.本研究では,デモや署名といった投票以外の政治行動や,家族や友人との政治的会話などを含めた「積極的な政治参加」に対する忌避感の背後にある心理の構造を探るため,アンケート調査・分析を実施した.その結果,「政治恐怖・軽蔑度」「対立忌避傾向」「自己閉塞性(大衆性の因子の一つ)」が高い人ほど,積極的政治参加を忌避する傾向があることが示唆された.また,「非ニヒリスト度」「傲慢性(大衆性の因子の一つ)」が高い人ほど積極的政治参加に積極的になる傾向があることが示唆された.</p>

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参考文献 (6)*注記

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