小学校「総合的な学習の時間」における指導の現状と問題点 : R2コロナ禍における指導要領全面実施の現状からの考察

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  • ショウガッコウ 「 ソウゴウテキ ナ ガクシュウ ノ ジカン 」 ニ オケル シドウ ノ ゲンジョウ ト モンダイテン : R2 コロナ カ ニ オケル シドウ ヨウリョウ ゼンメン ジッシ ノ ゲンジョウ カラ ノ コウサツ

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抄録

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本研究は、R2コロナ禍の新指導要領全面実施の年において、総合的な学習の時間の実施状況を把握することを目的とし、大分県の公立小学校を対象に調査し、その結果を分析・考察したものである。 新指導要領の総則等では、各学校の教育目標と総合的な学習の時間のとの関連が示された。R2新指導要領全面実施の小学校では、約7割の学校が総合の目標との関連付けができており、ある程度、新学習指導要領の趣旨は伝わっていた。また、県教育委員会の指導資料等は、全体計画や単元計画作成において有効に働いていると考えられる値が出たが、より市町村教育委員会と連携し、授業の実践者である個々の教師に、より浸透させていく必要がある。さらに社会の問題を探究課題として設定し、地域の方等と関わる頻度の高い総合的な学習の時間であるが、R2のコロナ禍においてでも、学校の懸命な対応を窺うことができた。しかし、県教委はこの良質の取り組みをさらに各学校や教師に伝え、指導支援する必要があるのではないかと考える。

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