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- 立和名 博昭
- 公益財団法人がん研究会がん研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Structure and function of chromatin containing histone variants
- ヒストンバリアント ノ ケイセイ スル クロマチン コウゾウ ト キノウ
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説明
ヒストンバリアントは主要型ヒストンの亜種であり,ヒストンの化学修飾やDNAメチル化と同様にクロマチンがDNAの安定維持および遺伝子の発現制御に機能するために必須の因子である.精巣をはじめとする組織特異的に発現するヒストンバリアントが同定されており,精巣特異的なヒストンバリアントの欠失は精子形成が行われず雄性不妊の原因となる.さらに,ヒストンバリアントの変異が細胞のがん化の原因となることも報告されている.このようにヒストンバリアントは真核生物にとってきわめて重要な因子である.本稿では,ヒストンバリアントが形成するクロマチンの構造と機能およびヒストンバリアントが特定のクロマチンに取り込まれる機構について解説する.
収録刊行物
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- 生化学
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生化学 94 (2), 271-277, 2022-04-25
公益社団法人日本生化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573407618222848
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- NII書誌ID
- AN00126072
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- NDL書誌ID
- 032168996
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- ISSN
- 00371017
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可