COVID-19の影響による外国人留学生の不安に関する一考察 : 文系大学院生を対象としたPAC分析の結果を通して

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  • COVID-19 ノ エイキョウ ニ ヨル ガイコクジン リュウガクセイ ノ フアン ニ カンスル イチ コウサツ : ブンケイ ダイガクインセイ オ タイショウ ト シタ PAC ブンセキ ノ ケッカ オ トオシテ

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本研究は日本の大学に在籍している外国人留学生がCOVID-19の影響を受けて、どのような不安を感じているかを明らかにすることを目的とする。COVID-19の影響が長期化し、外国人留学生は様々な影響を受けていると考えられるが、実際に外国人留学生がどのような不安を抱えているかに関する質的な研究は少ない。本研究では文系の大学院に在籍している中国人留学生6名(うち3名は未渡航、残りの3名は日本国内に在留)を対象にPAC分析を行い、デンドログラムとクラスターに対する語りから外国人留学生が抱えている不安について考察を行った。その結果、未渡航の留学生も在留している留学生も、COVID-19の影響を強く受けており、大学の教育・研究活動において強い不安を感じていることが明らかになった。その他に留学生の孤立や人間関係の希薄さに関する不安、学費・生活費に関する不安、日常生活に関する不安等、様々な不安を抱えていることが明らかになった。調査対象者の留学生からは不安や心配等を緩和するための解消法や大学に求める支援についても述べられており、COVID-19の影響が長期化している中、大学からより積極的な支援が必要であると主張する。

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