摂食障害における「こころ」と「身体」と「行動」
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- 水原 祐起
- 京都府立こども発達支援センター 京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学 特定非営利活動法人SEEDきょうと
書誌事項
- タイトル別名
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- Mind, Body and Behavior of Eating Disorders
抄録
<p>摂食障害はその診断基準に「こころ」と「身体」と「行動」のすべての項目が含まれており,発症から回復まで,心身相関の中で病態が変化していく.その病型を越えて,完全主義,自己評価の低さ,感情不耐性といった「こころ」の病理が認められる.また,拒食によって引き起こされる低体重では,るい痩,浮腫,ホルモン異常,代謝障害などの「身体」症状を呈し,生命危機に陥ることも少なくない.過食・嘔吐や下剤乱用により,逆流性食道炎や電解質異常といった身体合併症を伴い,遷延化すると慢性的な腎機能障害に至ることもある.こういった「こころ」や「身体」の症状は,その「行動」に大きく影響を与える.自己評価の低さや食行動異常,対人過敏性は,障害福祉サービスなどの社会復帰のための支援を回避させてしまう.治療においては,こういった「こころ」と「身体」と「行動」それぞれの側面から病態水準を把握し,包括的な介入を行っていく必要がある.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 62 (3), 230-234, 2022
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573407622926080
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可