仙尾部奇形腫の治療戦略
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- 田尻 達郎
- 京都府立医科大学小児外科
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抄録
<p> はじめに</p><p> 仙尾部奇形腫(SCT)は胎児期・新生児期に診断される良性腫瘍であるが,軽症のものから心不全やDICから重篤となるものまで様々な臨床像を呈する.さらに術後遠隔期に再発,悪性転化,直腸膀胱障害,運動障害などが発症する症例も少なくない.しかし,本疾患はその希少性からこれまで明確な診療指針がなく,一般医家には情報が乏しいのが現状であった.本発表においてはMinds2014に準拠して2017年に作成された仙尾部奇形腫診療ガイドラインと出生前診断された仙尾部奇形腫の妊娠・分娩管理,及び出生後の管理・外科治療について紹介した.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 57 (4), 590-592, 2022
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573407639801344
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可