ポパーの科学哲学と個別科学の接点

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抄録

ポパーの反証主義は「科学の条件は反証可能であること」という提言のもとに科学と擬似科学の線引き基準を設定した理論であり、一般に科学から帰納の問題を排した、仮説演繹主義の哲学として認識されている。ポパーの科学哲学が生物体系学内部の方法論論争において頻繁に援用された事例を概観し、反証主義の個別科学への適用とその限界を示しつつ「験証度の理論」を中心にポパー哲学の再評価を試みる。そして仮説演繹主義を延長した、より包括的な反証主義解釈を提示する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390573407641273216
  • DOI
    10.50824/linkage.2.0_15
  • ISSN
    24359084
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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