小学校国語科「読むこと」の授業における感想文の研究 : 光村図書 3年生教材「まいごのかぎ」を使って

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タイトル別名
  • ショウガッコウ コクゴカ 「 ヨム コト 」 ノ ジュギョウ ニ オケル カンソウブン ノ ケンキュウ : ミツムラ トショ 3ネンセイ キョウザイ 「 マイゴ ノ カギ 」 オ ツカッテ

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抄録

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本研究は,小学3年生と短期大学生を対象に,国語科「読むこと」の光村図書小学3年生教材「まいごのかぎ」の授業における感想文の調査を実施し,その結果を分析・考察したものである。 学習指導要領においては,感想文を書くことは,「読むこと」の言語活動に位置付けられている。小学生も短期大学生も,「読むこと」において,物語を読んで感想文を書くということに苦手意識が高かった。原因としては,両者とも感想文の要素が分からない,主人公の気持ちの把握や気持ちの変化が分からないなどが挙がった。これは,読解している時と感想文を書く時に隔たりがあり,それを繋ぐことが必要であること,感想文の要素を明確に示すことが必要である。 そこで,今回は,小学生に対しては,第2回目の感想文を書く際の方策として,「読解をまとめるとともに感想を書くワークシート」を活用した。そのことで,二次の読解を確認し,振り返ることができ,それが感想に繋がり,感想文を書く時の橋渡しの役割を果たした。また,感想文や構成のモデルを3種類用意することで,感想文や構成の書き方の幅が広がった。

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