北海道足寄町の森林においてイエローパントラップを用いて採集された有剣ハチ類

  • 上森 教慈
    九州大学大学院生物資源環境科学府環境農学専攻森林環境科学教育コース
  • 三田 敏治
    九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門農業生物科学講座
  • 清水 晃
    東京都立大学大学院理学研究科生命科学専攻 (財)進化生物学研究所 東京大学総合研究博物館
  • 菱 拓雄
    九州大学大学院農学研究院環境農学部門森林環境科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Aculeata bees and wasps collected by the yellow pan trap survey in Ashoro, Hokkaido
  • ホッカイドウ アショロマチ ノ シンリン ニ オイテ イエローパントラップ オ モチイテ サイシュウ サレタ ユウケン ハチルイ

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説明

有剣ハチ類は送粉や食物網の制御など,生態系において重要な役割を果たしている。しかし,北海道道東地域における有剣ハチ類相は明らかになっておらず,過去の出現情報をもとにした時間的群集変動を評価できない状況にある。本調査では,標高を広くカバーしている九州大学農学部附属北海道演習林および足寄町国有林において,有剣ハチ類の種とその出現情報を記録した。異なる季節にイエローパントラップを用いて有剣ハチ類を採集したところ,246個体62種が採集され,その内5種が北海道初記録種であった。パントラップで採集される主な種については記録できたと考えられるが,有剣ハチ類相全体の解明には,パントラップ以外の複数の採集方法を組み合わせ,林縁部や草地などの異なる環境で調査を行う必要がある。

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