Isolation of Ionic Liquid-tolerant <i>Saccharomyces cerevisiae</i> Using Adaptive Laboratory Evolution, and Bioethanol Production from Cellulose in the Presence of Ionic Liquids

抄録

<p>イミダゾリウム系のイオン液体である1-butyl-3-methylimidazolium chloride([Bmim]Cl)に耐性のある酵母Saccharomyces cerevisiaeを,[Bmim]Cl 濃度を徐々に高めた培地で酵母を繰り返し培養する適応的実験室進化により単離した。全ゲノム配列解 析の結果,GLO3及びEST2の2つの遺伝子のオープンリーディングフレームに,アミノ酸に変化をもたらす突然変異が生じていることが判明した。すでにイオン液体耐性に関与すると同定された遺伝子には変異が見られなかったことから,この変異株は新しい機構でイオン液体耐性を獲得したものと考えられる。このイオン液体耐性酵母を用いて,セルロースをイオン液体処理とセルラーゼ処理をすることにより得られたグルコースから,500 mM [Bmim]Clの存在下でバイオエタノールを生産することに成功した。 </p>

収録刊行物

参考文献 (23)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ