当院における成人脊柱変形の術後経過

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説明

<p>【はじめに】成人脊柱変形手術はQOLの改善をもたらし保存療法より有効とされるが,高い合併症発生率は問題となっている.当院における成人脊柱変形手術の術後経過を調査し,問題点を検討した.【対象と方法】40歳以上,5椎間以上の固定術を行った成人脊柱変形手術30例を対象とした.インプラント関連合併症と周術期合併症について調査を行った.【結果】患者背景は平均年齢61.2歳,男性5例,女性25例,平均固定椎体8.7,二期的手術8例,骨切り併用7例であった.合併症はインプラント関連40%,周術期37%に認め,再手術率は40%であった.65歳以上の高齢者ではインプラント関連60%,周術期53%と若年者と比較し合併症発生率が高かった.【考察】高齢者ではインプラント関連,周術期ともに合併症は50%を超えており,手術適応を慎重に検討する必要があると思われた.</p>

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