抄録
<p>【はじめに】大腿骨遠位端部の骨切りは骨髄内ガイドを用いるのが一般的であるが,人工股関節置換術後等,弯曲が強い症例等では使用が困難な場合がある.今回Simple GuideⅡ system(SガイドⅡ)に大腿骨側の骨髄外ガイド・ポータブルナビゲーションのKnee AlignⅡを用い,良好な術後アライメントを得たので報告する.【対象・方法】2013年4月~2018年2月迄207膝にSガイドⅡ,2018年8月~2020年6月迄158膝にKnee AlignⅡを用いて人工膝関節置換術を施行した.【結果】SガイドⅡ:冠状面設置角度 平均88.4°,±3°以内平均89.1°±1.4°,Knee AlignⅡ:平均89.1°,±3°以内平均89.4°±1.4°,CT計測(LEXI):平均89.4°,±3°以内平均89.7°±1.4°であり,良好な骨切りが得られた.【考察】SガイドⅡ・Knee AlignⅡを使用した他施設の結果と同様に良好な結果が得られ,双方の計測値に有意差を認めなかった.ともに正確な骨切りが可能と考えられた.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 71 (2), 255-257, 2022-03-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573438648724736
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可