[Chiba Medical Society Young Investigator Award] Transcriptomic analysis in the pathogenic models of Idiopathic pulmonary fibrosis

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  • [千葉医学会奨励賞] 特発性肺線維症に関する病態モデルとトランスクリプトーム解析

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[要旨]特発性肺線維症は,進行性の線維性間質性肺疾患の中で最多であると同時に,最も予後不良な疾患である。我々は,特発性肺線維症の新規治療標的探索のため,病態形成に重要な二つの肺構成細胞,II型肺胞上皮細胞と筋線維芽細胞の,それぞれに対する独自の評価系を構築した。まず,II型肺胞上皮細胞特異的に,細胞内シグナル伝達を司るp38活性を変化させた遺伝子改変マウスを用いて,重症度の異なる肺線維症モデルを誘導した。また,進行した特発性肺線維症患者肺由来の筋線維芽細胞を用いて,筋線維芽細胞の表現型変化を介した肺線維化抑制について, 2 種類のエピジェネティクス関連阻害薬で検証した。本稿では,これら評価系のトランスクリプトーム解析により明らかになった,各病態に関与する分子機構や治療標的に関して概説する。

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