700 kW規模の帯水層蓄熱システムによる工場空調システムの省エネ革新
書誌事項
- タイトル別名
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- Energy Saving Innovation of Factory Air Conditioning System by 700 kW Scale Aquifer Heat Storage System
抄録
<p>本取り組みは,未利用エネルギーである700 kW規模の地中熱を活用した帯水層蓄熱システム(大気への熱放出低減,通年地中への熱収支ゼロとし地球環境に配慮,地盤沈下回避,水資源の保全)を当社工場の冷暖房システムに導入し,冬期暖房時の冷排熱を夏期冷房に利用し,夏期冷房時の温排熱を冬期暖房に利用することで季節をわたる熱の循環利用で,大幅な省エネを達成した事例である。実績として年間一次エネルギー消費量が,同規模のガス吸収冷温水機対比で49.9%削減(46.5 kL/年)できた。取り組みは①低GWP 冷媒(R-1233zd(E))を採用した,新規開発製品である高性能インバータターボヒートポンプ(ETI-Z HP)の導入,②最適制御システムの導入,③エネルギー使用量と熱源井戸性能の見える化システムの導入である。 </p>
収録刊行物
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- 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす
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日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 101 (3), 281-285, 2022-05-20
一般社団法人 日本エネルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573715144862592
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- ISSN
- 24323594
- 24323586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可