鉄道複合構造物の研究開発の変遷と今後の展望

  • 池田 学
    鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部

書誌事項

タイトル別名
  • TRANSITION AND FUTURE PROSPECTS OF RESEARCH AND DEVELOPMENT OF RAILWAY STEEL-CONCRETE HYBRID STRUCTURES

抄録

<p> 鋼とコンクリートの複合構造物(以下,複合構造物)が,鉄道構造物に初めて適用されてから約100年が経過した.鉄道分野における複合構造物の研究開発は,50年以上前から合成桁や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造物に関して行われ,その後コンクリート充填(CFT)構造物等の種々の複合構造物に関する研究開発が行われ,その成果が新たな構造や評価法の開発および実用化に貢献してきた.本稿では,代表的な複合構造物である合成桁,SRC構造物,CFT構造物,および既設構造物の複合構造化によるリニューアル技術を対象に,既往の文献をもとに,これまで鉄道分野で行われてきた研究開発の概要を整理した上で,今後の複合構造物の研究開発の展望について著者の考えを述べる.</p>

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参考文献 (12)*注記

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