体幹屈曲・伸展時の腰背筋の筋活動と循環動態について

  • 奥村 崇幸
    ちょう整形外科クリニック 弘前大学大学院 保健学研究科 総合リハビリテーション科学領域
  • 新田 真之介
    大和田整形外科 弘前大学大学院 保健学研究科 総合リハビリテーション科学領域
  • 隈元 庸夫
    北海道千歳リハビリテーション大学 健康科学部リハビリテーション学科 理学療法学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • タイカン クッキョク ・ シンテンジ ノ コシ ハイキン ノ キン カツドウ ト ジュンカン ドウタイ ニ ツイテ

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説明

<p>【目的】体幹屈曲・伸展時の腰背部における腰部脊柱起立筋(以下, LES)と多裂筋(以下, MF)の筋活動と循環動態を検討し,体幹屈曲・伸展運動による効果の筋生理学的根拠を得ること。【対象と方法】対象は健常成人男性9名,運動課題は体幹屈曲伸展の多段階角度保持とし, LESとMFの課題動作中の筋活動と循環動態の経時的変化を記録した。【結果】LES,MFともに安静立位と比較して体幹屈曲で有意に筋活動増加,体幹伸展で筋活動が有意に減少した。総ヘモグロビン(以下,total-Hb)の変化はLES,MFともに屈曲時に減少,伸展時に増加の傾向がみられ,LESのtotal-Hbは屈曲時に有意に減少した。MFは安静立位,屈曲時と比較して伸展時に脱酸素化ヘモグロビン(deOxy-Hb)の増加傾向がみられた。【結論】健常者が対象であっても,立位での体幹屈曲運動とその後の立位での体幹伸展運動にて筋活動と循環動態に変化がみられることがわかった。</p>

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