下肢深部静脈血栓症におけるMR venographyの有用性の検討

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  • Clinical Evaluation of MR Venography for the Deep Venous Thrombosis

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説明

<p>深部静脈血栓症(以下,DVT)の診断におけるMR venography(以下,MRV)の有用性や限界について検討した.対象は,当院でDVT等が疑われ下肢のMRVが施行された39例(46回)で,1.5T超電導装置を用い,腹部~下腿(一部の例では大腿まで)の2D-TOF MRVを施行した.body coilを使用し,撮像シークエンスはSPGR(TR=35,TE=6.7ms,FA=45°)またはFLASH(TR=30,TE=9ms,FA=45°)で,スライス厚は4mm,80~100スライスの撮像を3回施行して下肢全体を撮像し,MIP処理をしてMRVを作製した.31例で,大腿から骨盤(~下大静脈)の静脈の閉塞や狭窄等の所見が明瞭に認められた.ステレオ視により表在静脈と深部静脈の分離が容易で拡張した側副路の描出も認められた.下腿では今回検討した2D-TOF MRVでは所見がやや不明瞭な例もあった.</p>

収録刊行物

  • 静脈学

    静脈学 12 (4), 303-309, 2001

    日本静脈学会

参考文献 (2)*注記

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