豪雨被災地における林研グループ活動の役割~福岡県朝倉地域を事例に~

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書誌事項

タイトル別名
  • The role of forestry research group activities in heavy rain disaster areas

説明

<p>近年、豪雨災害が多発しており、林野被害も増加する傾向にある。林野庁によると、林野被害箇所の半数以上を林道施設等(林道・林業専用道・地すべり防止施設・林地荒廃防止施設)が占めている。林道が被災した場合には、林道施設災害復旧事業等によって国からの復旧のための補助がある一方で、森林作業道は、個人で維持管理するものであると規定されていることもあり、その被害箇所や補修費などの被害状況の詳細を把握しにくい。2017年7月に発生した九州北部豪雨は、人的被害に加えて、林野へも甚大な被害をもたらし、多くの林道施設等も被災した。そのような中、被災地区内の林業研究グループが、朝倉地区森林・林業推進協議会の予算を用いて森林作業道を復旧した取り組みが『林業新知識』(2019年10月号)で報告されているが、その被害状況や維持管理体制の実態については分かっていない。そこで本報告では、朝倉地区の3つの林研グループ(杷木・浮羽・甘木)、朝倉森林組合および浮羽森林組合、高木地区のコミュニティセンター、朝倉市役所農林商工部林務課を対象に実施した聞き取り調査の結果を踏まえて、森林作業道の被害状況や維持管理体制の実態について報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390573947526668288
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_67
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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