高オゾン環境での欧州ヤマナラシ雑種とドロノキ萌芽の病虫害
書誌事項
- タイトル別名
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- Growth and out-break of insects and disease of 2 species of poplar sprouts grown under elevated Ozone
説明
<p>木質・緑化資材としての雑種ポプラF1(ギンドロ×欧州ヤマナラシ)とドロノキの萌芽の病虫害に対する地表付近オゾンの影響を調査した。挿木を開放系オゾン付加施設内に80cm間隔で交互に植え付け、出葉後オゾン付加(東京近郊の70ppbを想定、対照区は約35ppb)を開始した。21年6~8月は記録的高温で、降水量も7月に約7mm(例年50~150mm)と1877年以来最小であった。両処理区では、5月中旬からドロノキ、5月下旬からF1でのドロノキハムシ成虫の発生と食害が認められた。ドロノキに対する食害は対照区で高い食害度が認められたがオゾン区で対照区の約1/10程度と低かった。また、F1に対する食害は、対照区でもドロノキの約1/5と低く、オゾン区では軽微な食害しか認められなかった。サビ病への罹病はオゾン区でやや少なかった。6月頃までは両樹種の成長には差は処理の差は無く、7月以降に成長差が見られた。8月中旬での気孔密度には差がなかったが、気孔閉鎖能の劣化はドロノキで早かった。11月では、ドロノキの最終樹高はF1の半分程度の1.2mであり、ドロノキは水平根が発達したが、F1では垂直根が土壌の50cm以深に存在する粘土層に到達していた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 21-, 2022-05-30
日本森林学会