鳥獣害対策を通じたジビエ利用の課題と展望

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タイトル別名
  • Current Issues and Future Visions of Utilization of ‘Gibier’ through Countermeasures against Wildlife Damage

抄録

<p>本報は,ジビエ(野生鳥獣肉)利用に関わる動向や施策を整理するとともに,シカ,イノシシをジビエとして利用している事例の調査・分析をもとに,ジビエ利用の課題と展望を明らかにした。ジビエ利用の事例は,地域連携型,猟友会員主導型,広域連携型,法人経営型の4つのタイプに整理された。ジビエ利用は,鳥獣害対策に基づく捕獲から加工・販売に至るまで地域内で一貫した対応が不可欠であり,そのためには関係者間の利害調整や合意形成,連携の構築が求められる。ジビエ利用には,地域が主体となり,地域住民,農家,狩猟者らの参加による鳥獣害対策からジビエ利用に至る一貫した構想の策定が有効であると考察した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390573947550496000
  • DOI
    10.11408/jjsidre.86.5_403
  • ISSN
    18847196
    18822770
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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