成島信遍と古梅園

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タイトル別名
  • NARUSHIMA Nobuyuki and Kobaien : Ink-Stick Manufacture
  • セイトウシンヘン ト コ バイエン

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説明

奈良の製墨の老舗・古梅園六世・松井元泰は元文三年の江戸参府の記録『東都記』を書き残しているが、そこには八代将軍吉宗の幕臣であり、和漢の学に通じた文人でもあった成島信遍との交流の軌跡が記されていた。『東都記』の内容の検討作業からは、古梅園が幕府御用墨師となるに至るまでの、信遍をはじめとする幕臣たちによる各々の立場からの支援が浮上し、吉宗治世下において推進された殖産政策との流れを看守しうる。

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