鉛直フィンを有する建築物の側面上に形成される逆円錐状渦

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タイトル別名
  • Inverted Conical Vortices on the Side Walls of a Building with Vertical Fins

抄録

<p>建物外壁に設置される鉛直フィンには最端部で絶対値が6.5を超えるピーク風力係数、一般部で絶対値が3.5を超えるピーク風力係数が発生することが明らかになっている。上記の結果は鉛直フィン設置位置での鉛直分布における最大値を評価しており、安全側の値となっている。また、端部や一般部での鉛直フィンの風力係数の鉛直分布に差異が見られ、負圧が発生するメカニズムが異なる可能性がある。このため、合理的な風荷重評価のためにも各部位の風荷重の発生メカニズムの検討は重要となる。本研究では、角柱壁面に取り付けられた一般部の鉛直フィンに着目し、ピーク風力係数の発生機構についてLESに基づく流れ場の可視化と対応付けて検討した。これにより、一般部の鉛直フィンの中低層部で最小ピーク風力係数の絶対値が大きくなる傾向の要因として、端部フィンの低層部からの逆円錐状の渦放出によるものと推察された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390574181048033664
  • DOI
    10.14887/jaweam.2022.0_115
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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