書誌事項
- タイトル別名
-
- Comparison of regular exercise before and during the COVID-19 pandemic among Japanese adults in the general public in the Kanto region: analysis by exercise type
- シンガタ コロナウイルス カンセンショウ リュウコウ ゼンゴ ニ オケル カントウ チホウ ザイジュウ ノ イッパン シミン ノ ウンドウ ジッシ ワリアイ ノ ヒカク : ウンドウ シュモク ベツ ノ カイセキ
この論文をさがす
抄録
<p><tt>目的:新型コロナウイルス感染症(</tt>COVID-19<tt>)流行前と流行中とで運動を実施する者の割合が変化したかを,性,年代,運動種目別に記述的に明らかにする。</tt></p><p><tt>方法:</tt>2020<tt>年</tt>7<tt>月に実施したインターネット調査による横断研究である。散歩,ストレッチ等</tt>14<tt>の運動種目について,調査時点(</tt>2020<tt>年</tt>6<tt>~</tt>7<tt>月)および</tt>1<tt>年前の同時期(</tt>2019<tt>年</tt>6<tt>~</tt>7<tt>月)における実施の有無を思い出し法により比較した。統計解析は,両年における運動実施者の割合の差を,マクネマー検定により性・年代別に検討した。</tt></p><p><tt>結果:分析対象者は関東地方に在住の</tt>20<tt>~</tt>70<tt>代の男女</tt>2,155<tt>人であった。いずれかの運動種目を</tt>1<tt>つでも実施したと回答した者は,</tt>2019<tt>年は</tt>76.1<tt>%,</tt>2020<tt>年は</tt>78.8<tt>%であった(</tt>p<0.001<tt>)。実施者の割合が</tt>2019<tt>年に比べ</tt>2020<tt>年で高かった運動種目は「散歩・ウォーキング」,「ストレッチ」,「ラジオ体操」,「筋力トレーニング」等であり,一方,低かった種目は「屋外球技」,「水中運動」等であった。これらの傾向に性・年代別による違いは認められなかった。</tt></p><p><tt>結論:</tt>COVID-19<tt>流行下では流行前と比べて何らかの運動を実施している者の割合が高くなった可能性がある。運動種目別にはストレッチ等,個人が自宅や自宅周辺で行う種目で高くなる一方,施設内や集団で行う種目で低くなっていた。身体活動推進の観点から,自宅等で新たに運動を始めた人が流行後も継続して実施できるような支援が求められる。</tt></p>
収録刊行物
-
- 運動疫学研究
-
運動疫学研究 23 (2), 163-171, 2021-09-30
日本運動疫学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390574181058697088
-
- NII論文ID
- 40022749980
- 130008064056
-
- NII書誌ID
- AA11865338
-
- ISSN
- 24342017
- 13475827
-
- NDL書誌ID
- 031828773
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可