書誌事項
- タイトル別名
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- Muscle-Specific Receptor Tyrosine-Kinase-Antibody-Positive Myasthenia Gravis Diagnosed as a Result of a Surgery-Induced Crisis:A Case Report
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抄録
<p>手術を契機に発症したクリーゼにより筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)抗体陽性重症筋無力症(MG)の診断に至った1例を経験した.60歳代男性.頚椎症性脊髄症と診断されたが,病巣だけでは説明のつかない頚部と体幹の保持困難を認め,歩行障害のため椎弓形成術を施行した.術後11日目に呼吸停止による心肺停止となり,蘇生後にICUに入室した.精査の結果,MuSK抗体が陽性でMGと診断した.免疫グロブリン療法,血液浄化療法,ステロイド投与を行い,術後79日目に非侵襲的陽圧換気装着下で転院した.MuSK抗体陽性MGは急激発症で,クリーゼの頻度は高い.診断に苦慮することもあり,注意すべき疾患である.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 42 (3), 217-221, 2022-05-15
日本臨床麻酔学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390574190690532864
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可