Investigation of Susceptibility Artifacts Induced by Face masks at Low Field MRI - Countermeasures for COVID-19 -

  • GOTO Yuho
    Department of Radiological Technology, Faculty of Health Sciences
  • NAKANO Sayuha
    Department of Radiological Technology, Faculty of Health Sciences
  • NAKAMORI Hinata
    Department of Radiological Technology, Faculty of Health Sciences
  • SASAKI Masashi
    Faculty of Health Sciences, Butsuryo College of Osaka

Bibliographic Information

Other Title
  • 低磁場MRI装置によるマスクの 磁化率アーチファクトについての基礎的検討-新型コロナウイルス感染患者への対応-
  • テイジバ MRI ソウチ ニ ヨル マスク ノ ジカリツ アーチファクト ニ ツイテ ノ キソテキ ケントウ : シンガタ コロナウイルス カンセン カンジャ エ ノ タイオウ

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Abstract

マスクのノーズワイヤーは、MR画像に影響を及ぼすことがある。本研究では、0.2 Tの低磁場MRI装置を用いて、頭部ファントムにマスクを装着してGRE法のT2*強調画像を撮像し、ノーズワイヤーの材質別による磁化率アーチファクトの出現の程度と画像への影響について評価した。厚みのある鉄を含んだN95マスクにおいては、T1強調画像、T2強調画像、STIRの3つのシーケンスでも同様に撮像した。また、学生ボランティアの撮像においては、市販用のマスクのうち強磁性体であるスチールが含まれたマスクを装着し、GRE法のT2*強調画像で撮像した。その結果、ファントム画像、学生ボランティアの画像のいずれにおいても、鼻根部から口腔領域にかけて著明な磁化率アーチファクトを認めた。また、シーケンス別のファントム撮像においては、T2*強調画像、T1強調画像、STIR、T2強調画像の順で磁化率アーチファクトの出現の程度が異なった。したがって、マスクの着用が必須な新型コロナウイルス感染患者の撮像では、0.2 Tの低磁場MRI 装置においてもマスクの種類の選択は重要であり、ノーズワイヤー等に鉄やスチールなどの強磁性体を含まない不織布のマスクを着用して検査を受けることが望ましい。

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