在宅要介護高齢者の金銭にかかわる生活支援の実態と課題 フォーカス・グループ・インタビューによる調査

書誌事項

タイトル別名
  • Actual Conditions and Issues of Support Involving Daily Financial Management for Elderly people Living in the Community: Based on Focus Group Interviews
  • ザイタク ヨウカイゴコウレイシャ ノ キンセン ニ カカワル セイカツ シエン ノ ジッタイ ト カダイ : フォーカス ・ グループ ・ インタビュー ニ ヨル チョウサ

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説明

在宅要介護高齢者自身が金銭管理を行うことが困難になることは,想定しうる生活支援ニーズである。これに対し介護保険担当部局は,成年後見制度と日常生活自立支援事業の利用を勧奨している。しかし両制度のみでの対応では不十分であり,実際の支援現場ではケアマネジャーやホームヘルパーらが,何らかの形で支援を行っている実態がある。本研究では,援助職者がかかわっている生活支援の実態を,フォーカス・グループ・インタビューを通して明らかにした。調査の結果「金融機関への金銭引出しの代行や同行」「振込み代行」など12の生活支援内容が抽出された。それらの実態から得られた課題を,①支援頻度と援助職者の認識,②契機から支援に至るプロセス,③専門技術を要しない支援内容と専門性,④解決のために必要なもの,⑤「引き受けること」への批判的視点,の5点について考察した。

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