環境DNAを用いた中国地方一級水系におけるオオカナダモ繁茂要因の基礎的検討

書誌事項

タイトル別名
  • EXAMINATION OF ENVIRONMENTAL FACTORS CAUSING <i>EGERIA DENSA</i> OVERGROWTH USING ENVIRONMENTAL DNA IN FIRST-CLASS RIVERS OF CHUGOKU DISTRICT

抄録

<p>外来沈水植物オオカナダモの異常繁茂による水域生態系への影響や河川景観の悪化などが懸念されており,オオカナダモの繁茂要因の解明が求められている.本研究では,中国地方における3つの一級水系(佐波川,江の川,太田川水系)を対象に環境DNA分析を用いてオオカナダモの繁茂状況の把握を行った.続いて,オオカナダモの環境DNA濃度と環境要因との関係を検討した.結果として,佐波川水系中流域と江の川水系上流域においてオオカナダモ繁茂が相対的に顕著である可能性が示唆された.さらに,オオカナダモが河床勾配の緩やかな河川区間,および休眠期の河川水温が相対的に高い区間で繁茂しやすい可能性が明らかとなった.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390574743626081024
  • DOI
    10.11532/river.28.0_163
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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