ICF及びICTを活用した強度行動障害PDCA支援パッケージ作成のための 社会実装研究

DOI
  • 岡田 裕樹
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
  • 日詰 正文
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
  • 内山 聡至
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
  • 髙橋 理恵
    独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

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抄録

本研究は,国立のぞみの園が令和2(2020)年度の研究において開発した強度行動障害PDCA支援パッケージを実際の支援現場で試行し,効果や課題を収集することを目的として,強度行動障害者支援に取り組んでいる事業所を対象とした調査等を行った.調査対象は,一次調査として14カ所,二次調査として国立のぞみの園が実施した「実践検討・意見交換会」に参加した29カ所とした.結果として,「強度行動障害の状態にある者の全体的な理解と情報の整理」,「効率的な記録と分析」,「支援計画の作成と見直し」等に効果があることがわかった.強度行動障害PDCA支援パッケージを活用することで,行動の背景要因を見つけることや支援の記録と分析を迅速に行うこと等の強度行動障害者支援の課題を改善することが期待できると考えられた.

収録刊行物

  • 国立のぞみの園紀要

    国立のぞみの園紀要 15 (0), 1-21, 2022

    独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

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