地域間で異なるサクラマス沿岸漁獲量の経年変化

書誌事項

タイトル別名
  • Regional differences of temporal trends in masu salmon coastal catch

抄録

<p> 2000年以降のサクラマス沿岸漁獲量は,日本海側で減少傾向,北海道太平洋側およびオホーツク海側で増加傾向,本州太平洋側ではどちらともいえなかった。毎年の沿岸漁獲量には,気候変動など,経年的に変化する自然環境要因が各年級群に与える影響が強いことが示唆された一方,ふ化放流事業の効果は不明瞭であった。したがって,サクラマスの資源管理にはふ化放流事業よりも自然選択を受けながら再生産を続ける野生魚を活用した方がよいと考えられた。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 88 (5), 339-344, 2022-09-15

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (15)*注記

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