漁場認識の合意をめぐる地理学的アプローチとその試案

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タイトル別名
  • Geographical approach over an agreement of fishing ground recognition and the tentative plan
  • 漁場認識の合憲をめぐる地理学的アプローチとその試案
  • ギョジョウ ニンシキ ノ ゴウケン オ メグル チリガクテキ アプローチ ト ソノ シアン

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抄録

<p>本稿では,漁場利用に関する合意形成への民俗的知識を再認識する必要性を説いた。その場合,民俗的知識の記録化をめぐって,「聞き書き」というオーラルデータの文字データ化という民俗学的手法の有効性は決して看過できない。時間と空間のスケールを鑑みながら空間データを扱う地理学的アプローチは,実証的な地図表現をともなって,地域への提言もなされよう。その表現方法は,2次元の紙媒体から,3次元へのバーチャル化へと大きく変化しつつある。地理学的技法の進展にともなって,斯学からは「過去から学ぶ」「現場から学ぶ」「人から学ぶ」ための議論をいままで以上に提供するはずである。</p><p>本稿で提示した方法論的試案は,漁場認識やその合意に関する実証的な説明において,従来の方法の転換をうながす可能性を秘めている。</p>

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