サツマイモ「シロユタカ」と外観識別可能な「こなみずき」欠刻葉系統の作出

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抄録

低温糊化性でん粉原料用サツマイモ品種「こなみずき」は,でん粉原料用の主要品種「シロユタカ」と茎葉の形状が酷似している.糊化温度の異なる品種の混入が懸念されるため,採苗時やほ場における外観識別を目的に,重イオンビームを用いた突然変異育種により,欠刻葉がある「こなみずき」変異系統の育成を図った.培地に置床した節に重イオンビームを照射後,実験室で欠刻葉が着生する節を切り戻して移植する切り戻し選抜を10 回繰り返し,欠刻葉変異の固定を図った.ほ場での欠刻葉率が3年間で安定して高く,「シロユタカ」と育苗時やほ場で識別可能で,収量が対照の「こなみずき」と同等である「KMB17 37-3」を選抜した.

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  • CRID
    1390575185895572608
  • DOI
    10.24813/kbcs.88.0_22
  • ISSN
    24337757
    02853507
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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