腰背部への持続的押圧刺激が腸蠕動音, 自律神経活動に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Factors Associated with the Effects of Continuous Pressure Stimulus to the Lower Back in the Autonomic Nerve Activity and Bowel Sounds
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抄録
<p>腰部への持続的圧迫刺激(以下,CPS)後の自律神経活動が腸音(以下,BS)の変化に与える影響を検討した。対象者は健康な若年成人男性10 名とした。BS は,左下腹部に聴診器をあて録音し,周波数解析により音圧を算出した。自律神経活動の評価は,心電図RR 間隔を用いて心拍変動解析を行った。循環動態は血圧を測定した。CPS は,T12 からL2 棘突起の3.5 cm 外側に50 mmHg で押圧を開始し,10 分間持続した。CPS 後10 分で313 Hz のBS の音圧が上昇した。CPS後5分のBS,LF/HF,DBP の変化がCPS 後10分のBS の上昇に影響していた(CMIN =1.214,p =0.750,GFI =0.941, RMSEA <0.001)。これらの結果は,CPS が心臓や末梢血管の副交感神経活動を修飾し,腸の蠕動運動を促進することを示唆している。</p>
収録刊行物
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- 基礎理学療法学
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基礎理学療法学 25 (1), 1-9, 2022
一般社団法人 日本基礎理学療法学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575263318458752
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- NII論文ID
- 130008157855
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- ISSN
- 24366382
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可