不飽和土を対象とした半陰的MPMによる斜面崩壊解析

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タイトル別名
  • Slope Failure Analysis using Semi-Implicit MPM for Unsaturated Soil

抄録

<p>MPMは斜面崩壊などの大変形を扱う解析手法として注目されている.斜面崩壊の誘因として雨水の浸透を対象とした場合,不飽和土の力学特性を考慮する必要がある.しかし,MPMなどの粒子法で不飽和土を対象とする場合,陽解法を採用しながら水の疑似圧縮性を仮定する場合が多い.この仮定により,非常に大きな水の体積弾性率を用いて間隙水圧を計算するため,その求解が不安定となる.また,CFL条件に水の体積弾性率が加わるため時間刻み幅が制約を受けるなどの不都合も生じる.これらの問題に対し,間隙水の非圧縮性を仮定してfractional-step法を用いる半陰的MPMが提案されており,計算コストの抑制や,間隙水圧の安定化も図れるといった効果が確認されている.しかしながら,不飽和土を対象としたMPMに関する研究は報告されていない.そこで,不飽和土を対象とする半陰的MPMを開発し,その性能を検証することを目的とする.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575263319811968
  • DOI
    10.11345/japannctam.66.0_81
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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