影视化改编对于作家"自我重写"的影响 : 以《金陵十三钗》的跨媒介叙事为例

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タイトル別名
  • The Influences on Self-Rewriting of Novels Writers by Film-TV Adaptations : Take the Transmedia Storytelling in The Flowers of War(金陵十三钗) as an Example

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抄録

文学界では、作家たちが自分の以前の小説作品を自ら「二次創作」する行為は珍しい現象ではない。「二次創作」をする動機は、往々にして作家自身の内在的な要因と外部からのフィードバックが要因となっている。外部のフィードバックの中では、特に映画・ドラマ作品などに改作されることが重要な要因になる。小説の原作が映像化された後、一部の作家は原作小説と映像作品とを基に、自ら二次創作し、新たな「映像小説」が生まれる現象は既に珍しいことではない。映像化の影響を受けて、二次創作された小説作品の行間には、常に映像メディアの要素が垣間見えるのである。本稿では、厳歌苓の中編・長編小説『金陵十三釵』を具体例として、『金陵十三釵』の複雑な「発展史」を明らかにする。そして、主人公の造形、プロットの設定、描写手法などの点に着目し、監督張芸謀が中編小説を映画化した後、二次創作物としての長編「映画小説」『金陵十三釵』が、映像化されたメディアミックスの如何なる影響を受けたのかを分析する。

収録刊行物

  • 中国学志

    中国学志 36 1-27, 2021-12-20

    大阪市立大学中国文学会

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