河川流出土砂の連続的移動の阻止による侵食と漂砂下流端での砂嘴の発達 -PhilippineのAklan川の例-

  • 宇多 高明
    (一財)土木研究センターなぎさ総合研究所 日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 大中 晋
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 市川 真吾
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部
  • 森 智弘
    日本工営(株)コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部海岸港湾部

書誌事項

タイトル別名
  • BEACH EROSION DUE TO DISRUPTION OF CONTINUOUS MOVEMENT OF SAND SUPPLIED FROM A RIVER AND DEFORMATION OF A SAND SPIT - AN EXAMPLE OF AKLAN RIVER IN THE PHILIPPINES

抄録

<p> PhilippineのPanai島北東部に流入するAklan川の河口付近の侵食について調べた.この付近では2014年に現地調査を行い,衛星画像も利用しつつ海浜変形について考察したが,5年後の2019年には再度の現地調査を行った.衛星画像を基に海岸侵食状況を調べるとともに,海岸線の南東端での砂嘴の発達と変形状況ついても調べた.この沿岸では,Aklan川河口でのbarrier islandの発達にともない,河川からの供給土砂の沿岸方向の移動が阻止されたことなどにより侵食が進んできたが,侵食域を局所的に護岸で防護したため下手方向へと侵食域が広がっている.さらに下手端にある砂嘴でも砂の供給不足により著しい変形が起きていることが明らかになった.</p>

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参考文献 (3)*注記

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