葉緑体 DNA 中の <i>rpl16</i> イントロン部分領域を用いたサクラ属アンズ節(バラ科)に由来する生薬 「杏仁」 の遺伝子鑑別技術確立と杏仁日本市場品の基原植物調査

書誌事項

タイトル別名
  • Discrimination of Xingren from the Seeds of<i> Prunus</i> Sect. <i>Armeniaca </i>Species (<i>Rosaceae</i>) by the Partial <i>rpl16</i> Intron Sequences of cpDNA, and the Botanical Origin of Xingrens in Markets in Japan

説明

<p>サクラ属アンズ節 (ホンアンズ Prunus armeniaca var. armeniaca, アンズ var. ansu, モウコアンズ P. sibirica およびマンシュウアンズ P. mandshurica) の種子に由来する生薬 「杏仁」 の遺伝子情報に基づく基原鑑別技術の確立のために, 上記3 種1 変種に加えてウメ, モモの葉緑体 DNA 中の rpl16 イントロン部分領域を決定した. その結果38サンプルは5 遺伝子型に分けられ, それぞれの分類群は同一の配列をもち, ホンアンズとアンズが同一だったのを除けば, 互いに区別することが出来た. したがって, ホンアンズとアンズ間の区別が出来ないことを除けば, 杏仁の基原鑑別が可能となった. 杏仁日本市場品50サンプルのうち, 31サンプルはホンアンズないしアンズと鑑別され, 19サンプルはモウコアンズと鑑別された. その他の遺伝子型は見出されなかった.</p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 84 (2), 085-091, 2009-04-20

    植物研究雑誌編集委員会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575285352044672
  • DOI
    10.51033/jjapbot.84_2_10115
  • ISSN
    24366730
    00222062
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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