書誌事項
- タイトル別名
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- A STUDY ON THE NATURE OF SEDIMENT RUNOFF IN ZERO-ORDER BASINS AT STEEP SLOPE AND EXTRACTING METHOD OF DANGEROUS BASINS
説明
<p> 大雨に伴う土砂災害には,急勾配の斜面で生じる0次谷の土砂流出が含まれ,近年その対応を検討する上で土砂流出リスクの適切な評価方法の確立が課題とされている.本研究では,平成30年7月豪雨で被災した基盤地質が異なる3地区を対象に,現地調査と地形判読から,0次谷の地形・地質的特徴と土砂流出の関係,基盤地質の違いが0次谷の土砂流出に与える影響を検討した.その結果,0次谷で生じる土砂流出は,谷の発達と密接な関係にあり,基盤地質や地盤材料によらず,貫入抵抗値Ndが20以下の緩い土砂層が層厚1.1m以上で分布する場合にのみ,土砂流出が発生する可能性が高いことがわかった.また,土砂流出の危険性が高い0次谷は,谷の発達に伴い大きくなる最大b/a比や谷全長を用いて抽出できることを示した.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集C(地圏工学)
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土木学会論文集C(地圏工学) 78 (4), 306-320, 2022
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575285352349056
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- ISSN
- 21856516
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可