救命センター看護師指導による簡易型BLS演習における看護学生への影響 : 臨床と大学とのユニフィケーションによる効果

書誌事項

タイトル別名
  • The effectiveness on nursing student by ER nurses guiding a simplified BLS training program (chest compression only) : Effeiciency owing to the unification of clinical site and university.
  • キュウメイセンター カンゴシ シドウ ニ ヨル カンイガタ BLSエンシュウ ニ オケル カンゴガクセイ ヘ ノ エイキョウ リンショウ ト ダイガク ト ノ ユニフィケーション ニ ヨル コウカ

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説明

臨床と大学とのユニフィケーションがより意義あるものとなる為には、学生の満足感や、教育効果に関して明確にしていく必要がある。そこで救命センター看護師が学内演習で簡易型BLSを指導することで学生に与える影響を把握することを研究目的とした。対象はA大学看護学専攻3回生85名とし、演習に対する満足度と救急看護への関心など3項目と、ユニフィケーションの意義に関する自由記述を求めた。回答が得られた68名のうち、演習の満足度には、100.0%が満足していると回答し、救急看護への関心は演習後に増加が見られた。ユニフィケーションの意義について回答をカテゴリー化し検討していく中で、救命センター看護師が学生へ指導することで、豊富な事例にもとつく説明や現役で働いているという説得力からリアリティを感じ、分かりやすさや学習動機に繋がるなど、プラスとして働く要因となったことが示唆され、臨床の看護師が学生指導に関わることの利点が多く示された。

収録刊行物

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 17 (1), 17-24, 2011-03

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

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