絶滅を危惧される岩上植物<i>Belosynapsis kewensis</i>（ツユクサ科）の分類とタイプ選定

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タイトル別名
  • Taxonomy and Typification of Endangered Lithophytic Herb <i>Belosynapsis kewensis</i> (<i>Commelinaceae</i>)
  • Taxonomy and Typification of Endangered Lithophytic Herb Belosynapsis kewensis (Commelinaceae)

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抄録

<p>ツユクサ科のBelosynapsis Hassk.は6種から成り，アジアの熱帯〜亜熱帯地方から南太平洋諸島に分布する．インドには5種あり，そのうち3種は西ガーツ山脈に固有である．このように，インドは本属の進化と多様化の中心であると考えられる．本属のうち，Belosynapsis kewensis Hassk.は西ガーツ山脈南部の固有種であるとともに絶滅危惧植物でもあるが，これまでに分類学的に充分に理解されてきたとはいいがたい．そこで，ここでは本種について詳細な記載を与えるとともにネオタイプ(MH00048788)を選定し，併せてそのシノニムであるErythrotis beddomei Hook. f.のレクトタイプ(“Illustration” in Bot. Mag. 101: t. 6150, 1875)を選定した．</p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 94 (1), 21-26, 2019-02-20

    植物研究雑誌編集委員会

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