書誌事項
- タイトル別名
-
- Comparison of the quality of chest compressions using the JRC Resuscitation Guidelines 2015 recommended backboard and a standard backboard on a mannequin in bed
- ベッド ジョウ デ 『 JRC ソセイ ガイドライン 2015 』 スイショウ ノ セイタ ト ヒョウジュンテキ ナ セイタ オ モチイタ キョウコツ アッパク ノ シツ ノ ヒカク
この論文をさがす
抄録
<p>背板はベッド上の心停止患者の背面に敷くことで背面の硬さが増すためマットレスのたわみを減らし,最適な胸骨圧迫の深さを維持できると考えられる。本研究は『JRC蘇生ガイドライン2015』推奨の背板(以下,大背板と略す)と標準背板を用い,胸骨圧迫の質を比較した。研究デザインは無作為クロスオーバー研究であり,研究参加者30名(n=60)がベッド上の総重量約60kg のマネキンに対して大背板(500×860×13.6mm)と標準背板(430×560×10mm)を用い,各2分間の胸骨圧迫を実施した。結果は大背板と標準背板の正しい位置(p=0.36),テンポ(p=0.71),リコイル(p=0.96)に差はなく,深さのみ大背板が標準背板より2.0mm 深かった〔51.2(48.6-55.4)vs 49.2(44.2-51.3)mm,p=0.01〕。したがってベッド上での胸骨圧迫には大背板の使用を提案する。 </p>
収録刊行物
-
- 日本臨床救急医学会雑誌
-
日本臨床救急医学会雑誌 25 (5), 789-796, 2022-10-31
一般社団法人 日本臨床救急医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390575418093559168
-
- NII書誌ID
- AA1124939X
-
- ISSN
- 21879001
- 13450581
-
- NDL書誌ID
- 032508663
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可