書誌事項
- タイトル別名
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- EXPERIMENTAL STUDY OF SEDIMENT TRANSPORT IN BOTTOM SEDIMENTS
抄録
<p> 2011年東日本大震災において底質(土砂,ヘドロなど)を巻き込んだ黒い津波が確認され,その影響が懸念されている.津波に対して海岸構造物を適切に設計するためには,底質の含有による密度や粘性などの変化が与える影響を定量的に評価する必要がある.津波による浮遊砂濃度に関する既往研究は,砂のような比較的粒径の大きい底質を対象としたものが多く,底泥やヘドロのように粒径が数μmの底質を対象としたものは少ない.本研究では,黒い津波に繋がる底質の巻上げ特性に主眼を置き,粒径の細かい底質を対象とした移動床実験を行った.その結果,底質の含水比に応じて流れに伴う底質表層の流動化範囲が異なり,底質の含水比と関連性が強い粘度が流動化範囲を支配する要因の一つであることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_187-I_192, 2022
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575418100004480
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- ISSN
- 18838944
- 18842399
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可