書誌事項
- タイトル別名
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- EXAMPLES OF ACTUAL TSUNAMI EVACUATION BEHAVIOR CAUSED BY DIFFERENCES IN EARTHQUAKE OCCURRENCE TIME: COMPARATIVE ANALYSIS OF TWO EARTHQUAKES IN WATARI TOWN, MIYAGI PREFECTURE, JAPAN
抄録
<p> 地震発生時間の違いに着目して,同一地域における津波避難行動の差異を明らかにすることを目的とし,2016年11月22日の早朝に発生した福島県沖地震と,2021年3月20日の夕刻に発生した宮城県沖地震における住民の避難行動に関する質問紙調査のデータを分析した.その結果,1)夕刻の地震の方が,暗い中でのとっさの行動をためらい,事態推移の把握に注力したために,早朝の地震よりも避難した割合がやや低かったこと,2)夕刻の道路上の車交通量が多いことが原因となり,早朝の地震よりも多くの渋滞が発生したこと,3)発生時間に関わらず,訓練の参加経験が避難の実施に関連し,夕刻の地震では性別(男性であること)が,早朝の地震では勤務形態(パート・アルバイトであること)が避難の有無と関連していたこと,などが確認された.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_325-I_330, 2022
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575418100025856
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- ISSN
- 18838944
- 18842399
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可