恩賜上野動物園不忍池における湿地教育
書誌事項
- タイトル別名
-
- Wetland education at Shinobazu Pond in Ueno Zoological Gardens
- The case of Shinobazu Labo´s hands-on activities
- ―「しのばずラボ・わくわく体験プログラム」の実践から―
抄録
動物園や水族館(以下,動物園)では,地球規模での野生動物の保全教育は盛んに行われているが,地域の環境を対象とした教育実践の事例は少ない.ラムサール条約では,登録地に限らず,全ての湿地において保全に関する教育実践の重要性が述べられているが,湿地を持つ動物園における湿地教育プログラムの内容や実施方法の視点は研究されていない.本研究の目的は,日本の動物園における湿地教育の視点を明らかにすることである.そこで,この目的を達成するために,恩賜上野動物園で2年7 ヶ月に渡って実施した実践プログラムで収集したエピソード記述や,来園者と学生に対する質問紙調査をもとに分析を行った.その結果,動物園における湿地教育の視点は,①自然環境保全や野生動物保護の教育プログラム,②地域の動物や環境を対象,③主なCEPA 活動,④インタープリテーション,⑤参加,⑥教育と交流,の6 点が重要であることがわかった.
収録刊行物
-
- 湿地研究
-
湿地研究 12 (0), 1-22, 2022
日本湿地学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390575520370099456
-
- ISSN
- 24341762
- 21854238
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可