耐候性鋼橋梁の除錆度判定への深層学習の適用に関する検討

DOI
  • 河原 達哉
    松江工業高等専門学校 生産・建設システム工学専攻
  • 大屋 誠
    松江工業高等専門学校 環境・建設工学科
  • 武邊 勝道
    松江工業高等専門学校 環境・建設工学科
  • 広瀬 望
    松江工業高等専門学校 環境・建設工学科

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON APPLICATION OF DEEP LEARNING TO SURFACE PREPARATION DETERMINATION FOR WEATHERING STEEL BRIDGES

抄録

<p>耐候性鋼橋梁の補修塗装時には,ブラスト処理による素地調整程度1種を原則とした下地処理と適切な塩分除去が必要とされ,補修現場において時間的制約の中で除錆度の判定を実施しなければならない.除錆度の判定は,ISO規格にある代表写真例との比較による技術者の目視観察を主体とした評価に依存している.そこで本研究では,CNNによる除錆度を定量的に判定可能なシステムの構築を試み,識別精度に及ぼす学習・検証用近接画像の画像サイズの影響について検討を行った.また,画像サイズによる識別時の精度の違いについて,Grad-CAM等を用いて判断根拠の可視化を行った.検討の結果,構築した除錆度判定システムは,Grad-CAM 等による判断根拠の可視化より,画像内の凹凸や色合いを判断していることが示唆され,明確な判断基準のもと除錆度を分類していることから,実務での使用の可能性を示すことができた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575588668899456
  • DOI
    10.11532/jsceiii.3.j2_248
  • ISSN
    24359262
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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