マメ科アコウマイハギ連ササハギ属の花粉形態と分類学的位置

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タイトル別名
  • Pollen Morphology and Systematic Position of <i>Alysicarpus</i> (<i>Leguminosae</i>, Tribe <i>Desmodieae</i>)
  • Pollen Morphology and Systematic Position of Alysicarpus (Leguminosae, Tribe Desmodieae)

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抄録

<p>マメ科ササハギ属は旧世界熱帯・亜熱帯に25–30種あり,インドが分布の中心で11固有種を含む17種が知られている.日本には1種自生し,1種が帰化している.これまでの分類体系ではササハギ属は何属に近いのか一定していなかったが (Table 1),分子系統解析の結果得られた系統樹では従来の分類体系の位置と異なり,古い定義のヌスビトハギ属Desmodium に含まれていたBouffordia とホソミハギ属Sohmaea に近縁であった.これら3 属の間に共有派生形質がないためにササハギ属と他の2属の花粉形態を比較した.しかし,花粉形態でもササハギ属はBouffordiaとホソミハギ属とは共通する特徴のないことが明らかとなった.</p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 97 (5), 260-269, 2022-10-20

    植物研究雑誌編集委員会

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