娘の自己受容の源泉としての父親 : 3要因仮説の検討と父娘関係尺度構成の試み

書誌事項

タイトル別名
  • Father, a Source of Self-Acceptance for his Daughter : An examination of three- factor hypothesis and a tentative construction of scale for father-daughter relationships

説明

父子関係に関する心理学的研究は1970年代から盛んに行われるようになり、父娘に関する研究も活発になっている。その中で、娘の健康な人格形成に父親が深く関与していることが多数の研究で明らかとなり、特に、娘の自己受容、自尊心形成に父親が時には母親以上に強い影響を及ぼすことに、諸研究結果は一致してる。本論では、主としてわが国における父娘関係についての研究を概観したうえで、筆者のゼミで展開され、卒業論文、修士論文として報告された父娘関係研究の流れを追い、娘の自己受容に関わる「娘の内なる父親」の存在と、その機能に関して調査を通じて浮かび上がってきた三つの要因、そして尺度構成までを考察し、我々の仮説を検討する。

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