意図優位性効果における意図の活性化と抑制の再現

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タイトル別名
  • Activation and intention of intention superiority effect: A replication study

説明

意図優位性効果とは,意図遂行前は意図に関連する概念の活性化が促進され,意図遂行後はそれが抑制される現象である。内海・齊藤・牧岡(2012)は,参加者にスクリプトの内容を実行するという意図を形成させた後,その意図を遂行させた。意図遂行の前後に語彙判断課題を行い,意図遂行前と意図遂行後それぞれの意図優位性効果を被験者内計画で確認した。本研究では,2つの実験を通して内海・齊藤・牧岡(2012)の再現を試みた。結果として,意図優位性効果は見られず語彙判断課題の練習効果のみが確認された。意図の形成が不十分であったことと,語彙判断課題における単語と非単語の弁別が困難であったために意図優位性効果が見られなかった可能性がある。スクリプトや語彙判断課題の刺激の修正を行なった上で更なる検討が必要である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390575672669762176
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2022.0_103
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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