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- 関 啓子
- 三鷹高次脳機能障害研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Speech Disturbances of Mother Tongue of The Right-Hemisphere-Damaged Polyglot
抄録
<p> 我が国における国際化の進展に伴い, 脳損傷後遺症で言語障害を呈する多言語使用者も増加する傾向にあり, その回復に着目されるようになっている。このような背景が大きなきっかけとなり, 日本高次脳機能障害学会学術総会においてシンポジウム「多言語話者の失語症」が企画されたのだろうと思われる。<br> 3 種類の言語 (英語, スペイン語, 日本語) を習得済みの筆者 (これ以降, 私と呼ぶことにする) は確かに右半球損傷後に言語障害を呈してはいたが, 本シンポジストとして相応しくないと思われる。その理由は, ①習得した言語のパフォーマンスはいずれも日常会話程度で多言語使用者というレベルに達していない, ②私は生来の強い左利きであり, 右半球損傷由来の言語障害と左半球損傷由来の失語症とみなしてよいか疑問である, ③バイリンガル失語症の回復に関与する極めて多数の要因のうちどれか 1 つを明確に関与因子として特定できない。<br> 以上から, 私の言語障害が失語であったか, また回復に関与する因子は提示された多数のもののうちどれであるかについて検討を進めた。その結果, 私の言語障害は右半球損傷と左利きの要因にかかわらず, 失語症とみなされ, 言語機能に関する半球側性化が漸弱だったことが大きな要因と思われた。 </p>
収録刊行物
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- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (3), 272-276, 2022-09-30
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575672669820160
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- ISSN
- 18806554
- 13484818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可