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- 田宮 聡
- 姫路市総合福祉通園センター 呉みどりヶ丘病院
書誌事項
- タイトル別名
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- Developmental Disorder and Multilingualism
説明
<p> 自閉症スペクトラム障害 (ASD) と多言語使用に関して以下の 3 点を取り上げる。<br> ①多言語環境は ASD 児の言語発達に悪影響を及ぼさないか?<br> ② ASD 児が多言語を習得することは可能か?<br> ③子どもの言語発達の問題は多言語環境の影響か? 障害か?<br> ①と②についてはカナダの研究を紹介する。この研究では, ASD 児 75 名 (平均年齢 4 歳半) を, モノリンガル群, 同時バイリンガル群, 継起バイリンガル群に分けてその言語発達について検討した結果, 3 群間に有意差は認められなかった。現在では, 多言語環境は ASD 児の言語発達に悪影響を及ぼすことはなく, ASD 児が多言語を習得することは可能と考えられている。<br> ③については, 多言語使用児の言語発達を評価する際には, 多言語使用にみられる特徴を念頭に置く必要があることを症例 A 子を通じて示す。A 子は, 英語が使用される海外の地域で育った。コミュニケーションの困難さのために 7 歳時に児童精神科を受診したが, A 子の言語発達の問題は多言語環境によるものではなく, ASD によるものと考えられた。</p>
収録刊行物
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- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (3), 277-281, 2022-09-30
一般社団法人 日本高次脳機能学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390575672669844352
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- ISSN
- 18806554
- 13484818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可